歯石の除去のためのブラッシング法や頻度、米国の最新情報も含めて(その3)

健康情報

前回のその2からの続きです。

歯石対策 (4) 寝る前に口用の善玉菌タブレットをなめる

これも米国で見つけた方法ですが、歯周病菌や虫歯菌が心配でしたら、善玉菌を口の中に入れてあげると就寝中に変な菌が増えるのを防いでくれます。タブレット砂糖は入っていないですが甘いので、お子様も安心して使ってくれると思います(甘で虫歯になったりはしません)。

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先日書いた善玉菌タブレットのレビューです。 ↓

歯石対策をした結果、歯周ポケットが小さくなりました!

上記4つ方法を実行しましたら、歯周ポケットが3~4ミリあったものが1~2ミリに減りました。これはすごく健康な歯茎の値です。これなら歯周病や歯槽膿漏の心配はなく、健康な歯を長い間保っていられるわけです。

歯周ポケットを日本で測定すると浅くなる

私の友人は歯周ポケットがミリくらいあって米国でルートプレーニング必要と言われ治療費が万くらいだったそうです。

ネットで日本で治療したほうが安いと知ったので日本に行って治療を試みたところ、同じ歯周ポケットが日本ではミリくらだから大丈夫といわれ軽くクリーニングして終わったそうです。

最初は日本人の歯医者さんの方が器用だと思い込んでいたので日本の判断を信じていたのですが、米国に戻っもう一度歯周ポケットを調べてもらったら、歯周ポケットの深さは改善しておらず、クリーニングもできていない状態だったそうです。

これでわかったことは、日本では歯石を完全にとるということをあまり積極的にやっていない可能性があります。

歯石を見つけることも積極的にやっていない傾向にあるのではないかと思います

また歯周ポケットの測定自体も違うようです。

浅く測定しますので歯周病の発見も遅れるでしょう。

そもそも歯石を取ることの重要性の教育がしっかりされていないかもしれません。

なので日本で歯石をクリーニングしてもらう場合は普通の歯医者さんではなく、歯石とりの得意な予防を重視した歯医者さんを探す必要があるでしょう。

米国は歯を清潔に保とうとする意識の高い人が多い

私は米国で都市と田舎の2ヵ所に住む機会を得ましたが、都市にいる米国人は歯をキレイに保とうとする意識の高い人が多かったです。

日本では予防のために歯医者に行く人は2%しかいませんが、米国では約80%の人が虫歯ではなく予防として(つまりクリーニングを)行っているそうです。(丹野歯科医院)

また一年間で歯のケアにかける料金は、日本人男性が平均6,000円なのに対して、米国男性は36,000円と6倍以上の差があります(マイナビニュース)。


歳をとれば差が出る歯の質

すでに述べましたが日本人の60歳代は約9割が歯周病になります。

それでは70歳以上の方でどのくらいの健康な歯が残っているのでしょうか?

スウェーデンでは20本、アメリカでは17に対して日本ではたった8本しか残っていません(歯周病 Labo)。

最近テレビ番組を記事にしましたが、歯が20本以下の人は認知症の発症リスクが1.9倍に増える(厚生労働省の調査)という報告がありました。

 

そうなのです、日本人は歯のケアが不十分なため(そして歯医者さんの対応も問題かもしれませんが)歯をなくしてしまう人が多く、このことが認知症を増やす原因の一つになっているのかもしれません。

フロスや歯間ブラシが常識の米国

米国では歯医者の治療料金は高くて有名です。

私も米国の歯医者にお世話になりましたが、保険に入っていても7割負担でした。

米国では保険に入っていない人も多いので、虫歯になっては困るのでクリーニングがよくやっているのではないかと思っていました。

それにしても日本ではまだ限られた人しか行っていない「フロス」や「歯間ブラシ」はアメリカでは常識です。

また日本より歯の白さや健康への意識が高く、ホワイトニングなども積極的に行われます。

アメリカの都市では日本のような金属の詰め物は敬遠されます。

歯が黒ずんでとても見た目が悪いからです。

白い丈夫な歯の詰め物にしようとすると「セラミック製」になるそうですが、それは保険が適用されないことを知りました。

しかし米国では保険によっては「セラミック製」でも3割くらい保険がきく場合があります。

それでちょうどよい機会だったので、私は日本の金属の詰め物(水銀が入っているアマルガムを含む)をすべて「セラミック製」に変えてしまいました。

表面がなめらかで、歯と同じ白さに調整できるので、まるで全ての自分の歯がよみがえったようです!

ただ欠点は1つの歯を治すたびに、その月は赤字に転じてしまったことでした。

ですがそれからというもの人前でも口を開けて笑えるようになったのでよかったです。

陶器の高級品を口の中にいれているようなものなので大切にしていきたいです。

Seigo

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