アルツハイマー病の初期症状なら9割は改善する! 世界的権威ブレデセン先生のリコード法を公開!【世界一受けたい授業】

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世界一受けたい授業
2018年5月5日(土)
19:00~20:54 2時間スペシャル(日本テレビ系)


デール・ブレデセン先生のアルツハイマー病研究の成果

6年間の研究ですでに500人以上のアルツハイマー病患者とその予備軍を回復させました。
先生の開発した「リコード法」は、現時点では初期のアルツハイマー病を治した結果が出ている唯一の治療法です。

近い将来、日本でもこの治療法が普及すると思います。
これはアルツハイマー病の改善だけではなく脳の処理能力や集中力を上げる効果もあるので若い方にもぜひ参考にしてほしいです。

「リコード法」とは

ブレデセン先生はアルツハイマー病の原因は36あることを突き止めました。

アルツハイマー病の脳の状態を例えると、36個の穴の開いた屋根のようなものです。

今まではアルツハイマー病で生じる「アミロイドベータ」の発生原因が分かっていなかったため、薬で一つだけしか穴を塞(ふさ)ぐ事しかできませんでした(他の35の穴を塞ぐことはできなかった)。

そのため、病気の進行を止めることはできなかったのです。

しかし「リコード法」36個の原因からできた穴の1つ1つを生活習慣の改善によって塞ぐことができます。

最終的に全ての穴を塞ぐことで病気を治すということなんです。


「リコード法」ポイント①「食事」

⭐️ 実はアルツハイマー病予防に効果な食材があります。それは
– ブロッコリー
– サケ
– キノコ
これらは脳のゴミであるアミロイドベータなどの毒素を排出してくれたり、脳の情報伝達をスムーズにしてくれる食材です。

⭐️ 次は発酵食品です。日本にも「納豆」などの素晴らしい発酵食品がたくさんありますので、ぜひ食べて下さい。体内の菌のバランスを正常化することで脳に栄養が行きやすくなります。

⭐️ 最後はアボガドやオリーブオイルなどの不飽和脂肪酸をとるのが良いです。これは脳の機能の向上させて、さらに活性化させる効果があります。

⭐️ 調理をするときは焼くのではなく(番組ではサケを焼くシーンが出てきた)、蒸したり煮たりしたほうがアミロイドベータの増加を抑制する効果が期待できます。


「食事の時に特に気をつける事

⭐️ 夕食後から朝食の間を12時間空ける

理由:脳を飢餓状態にすることによって脳のゴミ(アミロイドベータ)を掃除してくれる働きを活性化させるため。このことによって、アルツハイマー病の発症を抑制することができる。


「リコード法」ポイント②「睡眠」

⭐️ 1日の睡眠は7~8時間にします。それ以下だと脳へのダメージが蓄積して、アルツハイマー病のリスクが高まります。

⭐️ 寝る前の30分間は音楽を聴くなどしてはリラックスタイムをとると質の高い睡眠がとれます。寝る前のスマホやパソコンは控えましょう。


「リコード法」ポイント③「運動」

⭐️ 有酸素運動の他に筋トレをします。筋肉の量を増やすことによってテストステロンというホルモンが作られ、記憶を司るニューロンが活性化され認知機能のアップが期待できます。

⭐️ 今回は生活習慣の改善をお伝えしましたが、サプリメントの服用や(脳トレアプリを使った)脳のトレーニングもこの「リコード法」には必要です。


ブレデセン先生よるアルツハイマー病の36の原因(すべて記載)

1) APPβ切断の減少
2) α部位切断の増加
3) カスパーゼ3切断の減少
4) ネプリライシンの増加
5) ミクログリア貧食によるアミロイドベータ除去の増加
6) BDNF(脳由来神経栄養因子の増加)
7) ネトリン1の増加
8) ADNP(活性依存性神経保護タンパク質)の増加
9) VIP(血管作動性腸管ペプチド)の増加)
10) PR2A(タンパク質ホスファターゼ2A)活性の増加
11) リン酸化タウの減少
12) インスリン感受性の増加
13) 軸索原形質輸送の亢進
14) 酸化ダメージの減少とROS(活性酸素種)産生の最適化
15) コリン作動性神経伝達の増強
16) シナプス破壊シグナル伝達の減少
17) エストラジオールの最適化
18) E2:P(エクストラジオール/プロゲステロン)比の最適化
19) 遊離T3の最適化
20) THS(甲状腺刺激ホルモンの最適化)
21) シナプス発芽シグナル伝達の増加
22) レプチン感受性の増強
23) テストステロンの最適化
24) SHAE(デヒドロエピアンドロステロン)の最適化
25) インスリン分泌とシグナル伝達の最適化
26) 炎症の減少
27) 解毒の増強
28) シナプス成分の提供
29) テロメア長の伸長
30) 幹細胞を介した脳修復の増強
31) カスパーゼ6切断の減少アミロイドβオリゴマール化の抑制
32) 自食作用の増加
33) NGF(神経成長因子)の増加
34) ADNP(活性依存性神経保護タンパク質)の増加
35) ホモシステインの減少
36) 食細胞指数の増加


デール・ブレデセン先生の書籍

目次
第1章 アルツハイマー病治療を取り巻く状況と、不治の病が治療・予防できる疾患になった理由。
第2章 患者第1号になったクリスティンがリコード法を始めた経緯、脳がアルツハイマー病を起こす3つの脅威の解説、リコード法の概略。
第3章 アルツハイマー病患者エレノアが語る、リコード法のビフォア&アフター。主な自覚症状がリコード法でどのように回復したのかを詳しく紹介。
第4章 アルツハイマー病にかかりやすいライフスタイルがよくわかる章。アルツハイマー病の原因と、どのようにしてこの病気が始まるのかを解説。
第5章 アルツハイマー病の謎を解き明かす科学の冒険物語。著者が脳に興味を持った駆け出しの学生当時から、30年にわたる研究のエッセンス。
第6章 アルツハイマー病の危険遺伝子「ApoE 4(アポイー4)」と、アルツハイマー病の3つの主要サブタイプ(1 型・2 型・3 型)の解説。
第7章 認知機能検査(コグノスコピー)の具体的な検査項目の解説と、治療目標値の紹介。何が認知機能を低下させているのか徹底的に検査で調べる。
第8章 サプリや薬草、「ケトフレックス12/3」と呼ばれる食事法など、アルツハイマー病を予防・回復するリコード法の詳細を具体的に紹介。
第9章 リコード法で成功している2 人の日課の具体例と、ApoE 4の情報を共有するサイト「ApoE4.info」についての紹介。
第10章 リコード法の基本計画と、うまく続ける秘訣の数々、また治療がよく効く人のパターンについての紹介。
第11章 「アイスクリームをやめたくありません」から「忙しすぎてできません」まで、リコード法に関するQ &A 集と、喜びのある人生の提案。
第12章 既存の治療概念を覆す、リコード法の実践に伴う疑問への回答や、常識が覆された際の医学界の反応、21 世紀のヘルスケアについて。


デール・ブレデセン先生ってどんな人?

ブレデセン,デール (Bredesen, Dale E.)
アルツハイマー病などの神経変性疾患の世界的権威。
カリフォルニア工科大学の卒業後、デューク大学メディカルセンターでMDを取得。カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)で神経学のチーフ・レジデントを務めた後、ノーベル賞受賞者のスタンリー・B・プルシナー博士に師事し、プリオンとアルツハイマー病の関連性について多くの研究を行う。
UCSF、UCLA、カリフォルニア大学サンディエゴ校で教職を歴任。バーナム研究所にて高齢化プログラムを指導後、1998年、加齢専門研究所であるBuck instituteの創業時社長兼最高経営責任者(CEO)に迎えられる。「リコード法」の教育・普及を行うMPI Cognitionを創立、最高医療責任者を務める。


Seigoの追記

「リコード法」を見ていたら、私がやっている若返りの方法と共通点が多いなと思って感心してしまいました。

私は断然「リコード法」を指示します!

薬を使わないで治すところも超いいですね!

特に12時間以上、お腹を休ませる時間を作るところは若返りにとって大事です。

私は朝食は豆乳ヨーグルトや黒バナナなどを軽く食べてなるべくお昼まで腸を休める時間を長くとるようにしています。

またオタクな話では、アルツハイマー病36個の原因中の35番に「ホモシステインの減少」とあります。

私の場合は、ホモシステインが増加してくることによって、顔のシワ(ほうれい線を含む)ができはじめてしまったことがありました。

しかしロサンゼルスのジョー先生との出会いによってサプリを教えていただき、見事にホモシステインを下げることに成功した経験があります。

ホモシステインのレベルって老化に関係していて重要なんですよね!(日本ではほとんど測定しませんが)

参考記事 → 若返りのコツ-6 ホモシステインの血中レベルをコントローする秀逸なサプリ! ほうれい線ができた原因はこれだった!


お勧めできないポイント

ただ「究極のヘルシーライフ」という視点から見た場合、まだ完璧ではないので気になった部分のポイントを書いておきます。

● お勧めの食材としてサケ」キノコ」を選んでおりましたが、(ブレデセン先生はご存じないと思いますが)これらは放射能汚染が気になる食材です。

またサケは水銀を含む物もあり、養殖のサケはPCBなどの毒性に気をつけて下さい(ノルウェー産がお勧めです)。

キノコは東北・関東産は避けたほうがいいです。

参考記事 → なぜ山口達也「メンバー」と呼ぶのか?&国分太一「福島の野菜は嫌いにならないで」について

● 発酵食品として「キムチ」紹介がされておりましたが、キムチは発酵してない商品も多く、また砂糖や添加物が入っている場合がありますのでご注意下さい。

また辛すぎるのも腸には良くありませんので、やはり日本のお漬け物がお勧めです。

それでは、アルツハイマー病に縁のない、若々しい生活をいつまでも送ってしまいましょう!

Seigo


参考資料




 

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